前回のお話のつづきになります。この回は亡くなった方とお話ができる方とわたしの対話形式で「供養の仕方について」書き記したいと思います。
その方曰く。
その方:亡くなられた方は、あちらの世界にいかれても、子孫繁栄の為に現世に降りて見えない力で助けてくれるそうです。今でも自分が残した家族の幸せを願っており、子孫が絶えない様に、健康でいられる様に動いたり、散財しない様に金回りを見て下さるそうです。だからこそちゃんと供養をしてもらいたい。守護してもらい。手助けしてもらい。人生を明るく生きやすいものにしてもらいたい。
こうおっしゃったのです。
続けて
その方:お金をかけて立派なお墓や仏壇を用意する必要はありません。一番の供養は故人を想い「愛情」を持って接する事です。「真心」が大切なのです。昔から伝わっていることには意味があり、今の時代はなんでも科学的に合理的に判断しすぎています。見えないものは存在するのです。位牌もいらない、仏壇もいらない、お墓もいらない、法事もいらない、、、なんでもかんでもなくしてしまうのは、、、
わたし:たしかに心が落ち着いている方は、ご自宅にお邪魔してもお仏壇と神棚がしっかり手入れされている様に思えます。
その方:そうです。その様な方は幼き頃からおじいちゃんやおばあちゃん、両親に教わり、今度は自分の代になったら子や孫に教えていくのです。自然と亡くなった方と心で繋がる様に教わっているのです。だから守られているのです。
仏さまや命をここまでつむいで下さったご先祖さまに感謝し、日本には八百万の神さまがいらっしゃいますから、太陽や月、空、森などの木々、風や火、地や水に、一番自分がお世話になっている肉体、食べ物、地球そのものに感謝ができる人なのです。自分以外の存在にも感謝と愛を傾けられる心やさしい人を守護するのです。一人一人必ず守護する人がいます。しかし愛と感謝がないと守護する方も離れるのです。
お線香をたむける事は亡くなった方の空腹を満たすために大切な行為です。私はお線香をパクパクと口にし、気持ちよさそうにシャワーを浴びる様に香(けむり)をこすり付けている姿を何回も見ています。だからせめてお線香くらいはたむけてほしいと思います。形だけやっても仕方ありません。やさしい心で念を送ることが大切です。目に見えないエネルギーを送ると思ってください。そうでなければ繋がらないのです。やさしい想念を良き心で送ること。これが大事なのです。
わたし:やはり本当なんですね。むかしご住職からその話を聞いていたので納得しました。
その方:普段の食事を仏壇にお供えしてもいいんですよ。毎日ごはんとお茶だけをお供えする人がいますが、私には「たまには季節の旬のものや好物がほしい」と言ってきます。家族に伝えてくれないかと、、、
わたし:わかりました。この様なお話をできそうな方がいらっしゃいましたらお伝えしていきます。
その方:そうですね。こういう事が理解できるできないは、その人のタイミングがあると思います。すぅっと入っていく人と、なにを言っているんだで分れると思います。それはその人が選択する自由ですから、、、でも死んだらお終い。これではあまりにもかわいそうではありませんか?
わたし:それはおっしゃる通りですね。わたしはこういう事は信じるタイプですので理解できますが、そうでない方には押し付ける様な形になってしまうのではないかと、、、工夫してお伝えしていきたいと思います。
その方:そうですね。最後にいいですか?お墓参りの仕方と法事について。
次回に続く